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2006年07月02日

クロウリー

近代西洋の魔術体系とエジプト・東洋の神秘思想を結びつけ、独自の魔術を完成させた「20世紀最大の魔術師」がアレイスター・クロウリーである。その影響は現代の魔術結社にも受け継がれている。

幼少時からオカルト現象に関心を持ち、ケンブリッジ大学在学中すでにゲーテの魔術について記している。

あらゆる魔術結社の母とも呼ばれる黄金の夜明け団参入直後のクロウリーは創始者の1人であるメイザース魔術師として尊敬しており、ロンドン幹部のクーデターにより、メイザース黄金の夜明け団を追放されると反乱鎮圧にロンドンに乗り込むと言う事件を起こし、混乱に拍車をかけている。黄金の夜明け団のクーデタ−の背景の一つには、同性愛者とされるクロウリーの入団をめぐる意見の対立があった。しかし、クロウリーが創作した有名な「トートのタロット」には、黄金の夜明け団の理論が大く反映されている。

黄金の夜明け団を脱退してから、クロウリーはメキシコ、インドネシア、セイロンなど世界各地を巡って魔術の理論的研究を深めた。さらにエジプトでは聖守護天使エイワスと接触し、有名な『法の書』を書き上げた。『法の書』については、出版後、戦争が起こるされている。

1912年には、スーフィズムタントリズムを取り入れたドイツの秘密結社東方聖堂騎士団のイギリス支部を結成、後にその指導者にもなっている。

★クロウリー関連情報のご紹介

性魔術
魔術的性交により効果を得ようとするもの。その起源はインドの左道タントリズムとされる。
魔術−その歴史と世界観

召喚魔術
召喚魔術は天使や悪魔や各種の精霊などを呼び出す魔術である。
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エノク語
16世紀イギリスの魔術師ディーが、霊媒師ケリーを介して大天使ウリエルから授かったという特殊な言語体系がエノク語である。
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黄金の夜明け魔法大系 (6)  性魔術の世界|フランシス・キング
世界各地の性魔術を、数多くの驚くべきエピソードを交えつつ解説。
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法の書
『法の書』とは、イギリスの魔術師クロウリ−の代表作で、聖守護天使エイワスの言葉を記したもの
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法の書 |アレイスター・クロウリー
エイワスが20世紀最大の魔術師に授けた驚異の黒魔術バイブル
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東方聖堂騎士団
ドイツの魔術結社で、西洋魔術結社として初めて東洋のタントリズムを本格的に導入
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ガ−ドナ−
20世紀になって生まれた、魔術界の新潮流ウィッカの創始者がジェラルド・ガ−ドナ−である
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投稿者 magick on 2006年07月02日 14:12

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