イェイツ：魔術−その歴史と世界観

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2006年07月10日

イェイツ

ウィリアム・バトラー・イェイツは、イギリスの神秘主義秘密結社黄金の夜明け団に属する魔術師で、一時指導者にも選ばれた。

一方1923年にノーベル文学賞を受賞した近代アイルランドを代表する詩人でもある。

イェイツは、アイルランド西部のスライゴで過ごした少年時代から神秘主義的傾向が顕著であった。ダブリン大学時代には、ダブリン・ヘルメス協会を組織したり、神智学協会に参加したりしている。

イェイツが黄金の夜明け団に入団したのは1890年頃のことで、イェイツの誘いで、当時アイルランドを代表する女優であったモード・ゴンも、黄金の夜明け団に入団している。

黄金の夜明け団は、指導者メイザースが強制退団に追い込まれるが、このとき反メイザース派の主導的立場にあったのがイェイツであった。

こうして彼は、1900年から黄金の夜明け団の指導者となるが、内紛は収まらずに多くの団体が分離し、黄金の夜明け団それ自体も1903年には活動停止状態となり、イェイツも1923年に脱会した。しかし、その後も神秘主義的傾向は変わらず、東洋神秘思想をテーマとしていた。

投稿者 magick on 2006年07月10日 02:31

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