HOME >> 魔術の道具 >> 法の書

2006年07月21日

法の書

 『法の書』とは、イギリスの魔術師クロウリーの代表作で、エジプトで聖守護天使エイワスの言葉を記したものである。この本は、いわゆる自動書記によってかかれたという。

1904年に新妻ローズ・ケリーとのハネムーンの際、セイロンで妻の妊娠を知り、中国へ向かう予定を取り止め、イギリスに戻ることにした。

その途上で立ち寄ったカイロで、エジプトの神トートやイ・ア・オーの召喚を行ったところ、ローズが突然に神がかり、奇妙なお告げを伝えてきた。そのお告げによると、「クロウリーホルスを怒らせたので召喚して謝るべきだ」と述べた。

エジプト学に無知なはずのローズがホルスの名を出すのをいぶかしく思ったクロウリーは「ホルスとは誰だ」と尋ねると、彼女はクロウリーを近くの博物館に導き、とあるガラス・ケースを指差した。そこには、ホルス神の肖像があり、その展示番号こそ”666”であった。

こうしてクロウリーホルスの召喚を行ったところ、今度はクロウリーが神がかり、自動書記で1冊の書物を書き上げた。これが『法の書』であるという。

彼に「法の書」を伝えた存在は、クロウリーの聖なる守護天使エイワスであったと言う。

召喚は1408年4月8日から3日間続けて行われ、クロウリーが儀式の後ペンを執り、白紙に向かうと部屋の隅の方から左肩を越えて声が聞こえてきたという。この書は3章構成からなり、各々66、79、75節からなり、全部で220節から成る。節の数から『220の書』と呼ばれたり『ALの書』と呼ばれることもある。

法の書』については、出版された9ヶ月後に戦乱が起こるという噂がある。

もっと魔術に関する情報が欲しい方はこちら。。。

★法の書関連情報のご紹介

東方聖堂騎士団
ドイツの魔術結社で、西洋魔術結社として初めて東洋のタントリズムを本格的に導入
魔術−その歴史と世界観

クロウリ−
「20世紀最大の魔術師」がアレイスタ−・クロウリ−である。
魔術−その歴史と世界観

法の書とテレーマ教
「法の書(LIBER AL vel LEGIS)」とは、クロウリーによって創始された宗教、テレーマ教の聖典である。この本は、いわゆる自動書記によってかかれ...
オカルトの部屋

法の書 : アレイスター・クロウリー
20世紀最大の占い師、そして魔術師としてその名を残す"アレイスター・クロウリー"の代表作である。色々な解釈があるが、黒魔術集団"黄金の夜明け"の経典であり...
音楽 映画 小説 ゲーム 子育て 犬の情報サイト

アレイスター・クロウリー
クロウリーは、自他共に認めるヤク中のセックスきちがいで、オカルトに関する多くのほとんど自費出版書籍の著者、詩人、東方騎士団(Ordo Templi Ori...
SkepDic 日本語版

« 一つ前のエントリーへ | HOMEへ

【魔術の道具カテゴリーの関連記事】

法の書
天使
使い魔
エノク語
ゴーレム
ロンギヌスの槍
呪文
魔法の杖

投稿者 magick on 2006年07月21日 16:06

法の書を最後までお読下さいましてありがとうございます。
法の書,クロウリーに関するトラックバックやコメントを受け付けています。
法の書,クロウリーに関する記事をお持ちの方や法の書,クロウリー関連のブログをご紹介ください。
必ず訪問させて頂きます。

このエントリーを友達に紹介する!

友達のメールアドレス:

あなたのメールアドレス:

メッセージ(オプション):

トラックバックを受け付けています

このエントリーのトラックバックURL:
http://hokehoke.com/magick/mt/mt-tb.cgi/236

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)