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2006年07月08日

天使

天使は、主にキリスト教、ユダヤ教、イスラム教などの聖典や伝承に登場する神の使いである。

民話や伝統的な宗教物語では天使は神から人間へ使わされた使者であるが、守護神や案内役、音楽師、教師、治療者、慰安者、戦士など多くの異なる役割を果たしている。

英語の「エンジェル」はギリシャ語の「アンゲロス」に由来し、それ自体「使者」を意味するヘブライ語「マクラ」の訳である。

ローマ・カトリック教会においては、天使の階級分類研究が盛んに行われた。一般には、普通の天使の上にミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルの4人の大天使(最高位天使)が君臨するとされるが、大天使については7人との説もある。

また天使について聖秩と呼ばれる9階級を定めており、さらにこの9階級が上級3隊、中級3隊、下級3隊の3つに分けられる。

上級3隊に分類されるのは「熾天使(セラフィム)」「智天使(ケルビム)」「座天使(スローンズ)」の3つで、いずれも神の近くに侍し、座天使は神の玉座の役目も果たす。

中級3隊は「主天使(ドミニオンズ)」「能天使(ヴァーチュズ)」「力天使(パワーズ)」、下級3隊が「権天使(プリンシパリティーズ)」「大天使(アークエンジェルス)」「天使(エンジェルス)」の順になる。

この聖秩では、上位の階級ほどその特質において神に近く、下級の天使たちは物質界の統治と人類への奉仕に貢献するという図式になっている。

一般に天使として知られているのは、第三階級の大天使天使である。翼を持つ人間の姿で描かれることが多い。より高い階級になると、翼が六枚あったり、頭が四つあったり、数多くの目があったり、巨大な車輪のような姿をしていたりするという。なお、熾天使や智天使の位階にあるガブリエルやミカエルは、最高位天使とされているため、怪物のような姿ではなく、ブリエルは優美な男性の姿に、また、悪と戦う使命を持ったミカエルなどは、鎧をまとい剣を帯びた、雄々しい戦士の姿と考えられていた。

ユダヤ・キリスト教においては、サタンを始めとする悪魔たちも本来は天使であり、神に反逆したため地獄に落ちて醜い姿になったとされる。

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投稿者 magick on 2006年07月08日 13:08

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