HOME >> 魔術の種類 >> シャマニズム

2006年06月17日

シャマニズム

シャマニズムとは、シャマンと呼ばれる人物を中心に構成される民族宗教形態を指す。

シャマンとは、主に失神、幻覚を伴う忘我状態・恍惚状態になることで、神自然界の諸霊、精霊、神々などと直接交渉を行い、その部族の中で病気治療、伝統の伝承、降神、占い、祭儀、神や精霊との接触などの宗教的義務を司る役職の人物のことをいう。

シャマンという言葉は、サンスクリット語の「シュラマナ」あるいは「サマナ」に由来する説と、ペルシャ語の「シェメン(偶像・祠)」から転化したという説があり、本来はシベリアや中央アジアの部族でこのような役割を担う人物に用いた。現在では宗教学上、民俗学上で地域・民族を問わず使われる。シベリア、中央アジア、インドのムンダ族、韓・朝鮮半島、日本、インドネシア、北・中・南アメリカ先住民族に制度化されたものが見られ、その痕跡が古代インド、シナ、イラン、スキタイ人などに見出される。

シャマンには大きく分けて、自分の魂を肉体から解放して霊界に赴き、諸霊と直接語ったり指示を受けたりする脱魂型と、霊を自分の身体に乗り移らせる憑依型とがある。

シャマンになる人物については、特定の家系が代々世襲し、一定の儀礼と訓練を経て先代の跡目を継ぐ場合と、特殊な素質に恵まれた人間が選ばれる場合とがある。

なお、日本ではシャーマニズムシャーマンと呼ばれることが多い。

★シャマニズム関連情報のご紹介

召喚魔術
召喚魔術は天使や悪魔や各種の精霊などを呼び出す魔術である。
魔術−その歴史と世界観

アジアのシャマニズム
私は、ただ今紹介されましたモンゴル研究会に参加しており、いろいろなところを訪問し、歴史、特に宗教にかかわるものをいろいろ見せていただきました。
特集◎モンゴル—シャマニズムの世界から

夢の時代 シベリア・北東アジアのシャマニズムの映像記録
オーストラリアの原住民アランタ族は、この世が創造され、人間社会の決まりごとが定められた神話の時代を『夢の時代 TIME OF DREAMS』と呼びます。こ...
記録映画 夢の時代

« 一つ前のエントリーへ | HOMEへ | 次のエントリーへ »

【魔術の種類カテゴリーの関連記事】

エレメント
錬金術
ヴードゥー
悪魔崇拝
性魔術
ドルイド
シャマニズム
白魔術と黒魔術
召喚魔術

投稿者 magick on 2006年06月17日 23:36

シャマニズムを最後までお読下さいましてありがとうございます。
シャマニズム,シャマン,シャーマン,シャーマニズムに関するトラックバックやコメントを受け付けています。
シャマニズム,シャマン,シャーマン,シャーマニズムに関する記事をお持ちの方やシャマニズム,シャマン,シャーマン,シャーマニズム関連のブログをご紹介ください。
必ず訪問させて頂きます。

このエントリーを友達に紹介する!

友達のメールアドレス:

あなたのメールアドレス:

メッセージ(オプション):

トラックバックを受け付けています

このエントリーのトラックバックURL:
http://hokehoke.com/magick/mt/mt-tb.cgi/8

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)